お岩やお七が、しなやかによみがえる。『おばちゃんたちのいるところ』

落語や歌舞伎の怪談を現代化した17篇。フェミニズム的な怒りやむかつきを正当に提示・暗示した上で、何らかの芸によってそれが祈りや希望や妄想に移行していくところが爽快。「うらめしや」で話は終わらないのである。

柴田 元幸(MONKEY)

2017年に『ハックルベリー・フィンの冒けん』新訳を研究社から出しましたが、今度は『「ハックルベリー・フィンの冒けん」をめぐる冒けん』という本を作りました。あと雑誌『MONKEY』もやってます!