あたらしい青春小説の金字塔『エヴリシング・フロウズ』

これこれ、この感じ。中学時代って、こんなだったなあ、と強烈にあのころのを思い出させる津村記久子さんの傑作長編。読後、いつまでも頭に残るのは、主人公の親友である矢澤、ソフトボール部の野末と大土居など。思い出はいつも人の印象で満ちている。それが実際に出会った人たちであれ。フィクションのなかの登場人物であれ。津村さんを読んだことのない人に、猛プッシュしたいです。

島田 潤一郎(夏葉社)

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