「そういう世界」を許容してきた社会『他人のセックスを見ながら考えた』

10人中8人くらいは「下世話なタイトル…」と思うかもしれない。
かつてアダルト誌の仕事をしていた著者は「仕事」で男性たちの欲望を具現化した世界を見聞する。
そこはまさしく「下世話」な世界であり、普通に生活している人たちからは見えないよう街に設置されている。
そういう世界があるのか…と知らない人も多いはずだ。
しかし直接目にはしなくても、私たちが生きている社会は「そういう世界」を許容している。
その後ろには言葉にできない嫌な気持ちになっていた多くの女性に「まあ、いいじゃないか」と言ってきた、たくさんのおじさんたちがいたことをこの本は教えてくれる

伊野尾 宏之(伊野尾書店)