隣の外国人が愛おしくなりすぎる一冊『異国トーキョー漂流記』

高野さんがすごいのは行動力に洞察力、そして人間力(以後、三力)。それに加えて高野さんの文章力がすごいもんだから、私は高野さんの書かれるモノが大好きなのである。この本はそんな高野さんが探検に行く前に現地の言語を習得するために出会った外国の方との出来事を書かれたエッセイ集。舞台は辺境ではなく東京。舞台が身近ということで、より高野さんの三力が際立ち、読み始めるとどんどん引き込まれてあっという間に東京がトーキョーに。時にクスクス笑い、時に悲しく、時にせつない。一話読み終えるごとに、いちど本を置いてしばらく余韻を感じていたいと思う、そんな本です。

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