もっとリアルなフィンランド文化に触れる『フィンランド語は猫の言葉』

著者がはじめてフィンランドに渡ったのは1976年。その後、フィンランド美術を学ぶため留学するのだが、この本に書いてあるのはフィンランド語習得奮闘記。今から約40年前の話だけれど新鮮!フィンランド語は他のヨーロッパ言語とはかなり異なる。一番近いのはエストニア語…立ちはだかる格変化の壁…悪戦苦闘しつつも、伝わってくる興味深い文化。言語を学ぶことはその国の文化を学ぶことに繋がる。著者の朗らかな人柄が、学ぶ楽しさ、異国文化を楽しむ大切さ、他国の人との交流術を教えてくれる。それにしてもフィンランドが、フィンランド語を学びたい外国人に手厚い(スパルタな)学習環境を用意していることに感心する。

植木 ななせ(旅するミシン店)

ブックカバーの製作・販売している谷中の旅するミシン店の店長です。文庫〜B5判サイズのブックカバーを扱っています。その他いろいろ。出版社として本も出しています。光も闇もあるフィランドが心の支えです。