すごいSF作家がいます。しかも読みやすい。『老ヴォールの惑星』

『老ヴォールの惑星』(小川 一水ハヤカワ文庫SF/760円 + 税

すごいSF作家がいます。しかも読みやすい。

SFって、専門用語や難しい話が出てきて、読みにくい印象ありませんか?
ですが、SFにしかできない文学があります。異星人・未来人とのコンタクトや、不老不死、AI……。文学は、一生の間に経験しきれないことを疑似体験できますが、SFはその最たるもの。人類の誰もが経験したことのない状況で、人はどう感じ、行動するのでしょう。純粋な想像力の世界です。SFは楽しい上に、人間の幅を広げ、人生を豊かにしてくれます。
この本は、私がはじめて小川一水さんという、世界の作家に引けを取らない、すごいSF作家を知ることになった短編集です。その上、読みやすい。もしもこの本が面白いと感じたら、次はぜひ長編『時砂の王』も読んでみてください。

三芳 寛要/パイ インターナショナル 代表取締役社長

デザインやアートの出版社、パイ インターナショナルで働いています。往来堂さんでも『100枚レターブック』シリーズなど、いろいろあるのでぜひ見てみてくださいね。背表紙にPIEというロゴが入っている本です。