写真家・土門拳はここに生きている!『風貌|私の美学 土門拳エッセイ選』

『風貌|私の美学 土門拳エッセイ選』(酒井 忠康編講談社文芸文庫/1600円 + 税

写真家・土門拳はここに生きている!

私は土門拳さんの写真が好きだ。
ご存知、土門拳さんは戦前から活躍した日本の写真黎明期を代表する写真家の一人。この本は、土門さんが書かれた多くのエッセイから選りすぐられて編まれた一冊である。
土門さんの写真がいつも活き々々と動き出しそうでこちらに迫ってくるように、この本の中にも写真家・土門拳は生きている。悩み考え見つめ続けた土門さんが文章からにじみ出てくる。彼の人間臭さや写真愛、被写体への熱いまなざしは写真を撮る人だけでなく、悩みながら目標に向かう多くの人にも届くと思っている。

キッチンミノル/写真家

1979年米国テキサス州生まれ。東京育ち。好きなものは古漬けとビール。朝ドラ『ひよっこ』にハマっています。近著に『メオトパンドラ』『春風亭一之輔の、いちのいちのいち』『沖縄 のこしたい店 忘れられない味』