役に立たない、ただ美しい、悲しみの宝庫。『芝生の復讐』

『芝生の復讐』(リチャード・ブローティガン 藤本 和子 訳新潮文庫/520円 + 税

役に立たない、ただ美しい、悲しみの宝庫。

訳者の藤本和子さんは、この本を訳している最中に感極まると、旦那さんを心配させないように、洗濯機のそばに行って泣いていたそうです。九年前、トークイベントで聞いてから、ずっと忘れられない話。ヘンで愛おしい、糸くずのような文学。

河波 雄大/みすず書房

この本に収録されている「裏切られた王国」という作品がとても好きです。