「ひな菊の人生」が私の人生を変えた。『ひな菊の人生』

『ひな菊の人生』(吉本 ばなな幻冬舎文庫/457円 + 税

「ひな菊の人生」が私の人生を変えた。

ひな菊とダリア、花の名を持つふたりの少女は幼少期を共に過ごした。会わなくなってからも、夢の中で交流し続けたふたりの運命とは…?様々な喪失体験から住まいを転々と変え続けるひな菊の生きがいはただひとつ、焼きそばとお好み焼きの店で働くこと。《思い出はいつも独特の暖かい光に包まれている。私があの世まで持っていけるのは、この肉体でもまして貯金でもなく、そういう暖かい固まりだけだと思う。そういうのを何百も抱えて、私だけの世界が消えてしまうのだといい。いろいろなところで暮らしたいろいろな思い出の光を、ひとつにつないでいるのは私だけだ。私だけの首飾りだ。》初めて読んだ22才の時からずっと、私にとって特別な一冊です。

ひな菊の古本/古本屋おっかけ「ひな菊の古本」として活動中

一箱古本市の屋号「ひな菊の古本」も、この本からとりました。ふだんは本と全く関係ない仕事をしながら、本の世界にのめりこんでいます。