史上類を見ぬ<珍スポ・奇人ルポ>の衝撃作『さいはて紀行』

『さいはて紀行』(金原 みわシカク出版/1000円 + 税

史上類を見ぬ<珍スポ・奇人ルポ>の衝撃作

日本最高齢ストリッパー、刑務所施設内の美容室、キリスト看板本部、タイの観光地に存在するセックスショー……。遠くにあるようで日常のすぐそばにある「さいはて」を巡るエッセイ。なんて言われると「その手の本か」と思う方もいるでしょう。でも本書の本当のヤバさはここから。珍スポット界の旗手・都築響一さんをして「僕には絶対できないやり方で、対象に寄り添うことができるひとは、心底怖い」と言わしめた著者の「一線を引くのではなく、一線を飛び越え」ちゃってることの斬新さ!好奇心だけで語られることがほとんどだった世界に「畏怖」や「共鳴」が溶けて起こった化学反応は想像以上に凄かった。この比類なきミラクル読後感、体験せよ!

尾竹 伸/筑摩書房 営業部

早川義夫さんと「復活 早川書店フェア」を、ミロコマチコさんと「紀伊國屋書店 新宿本店ジャック」をしたり、三島由紀夫『命売ります』の帯を書いたりしつつ、出版営業のさいはて夢見てウキウキ通りを行ったり来たり